Home---お目当てのブランド物ののぼり

のぼりと大売出しと言えば、季節の変わり目のバーゲンです。
最終シーズンの頃ともなれば70%オフや80%オフが当たり前なので、地下の食品売り場のような大賑わいとなります。
『赤札市』『超特価セール中』ののぼりには、人、特に女性を興奮させる作用があるように思います。
表情筋が緩んだ沢山の女性たちが品定めに勤しんでいて、時には品物の取り合いで女性たちがにらみ合っている光景は、滑稽でもあり恐ろしくもあります。
私なら絶対に自分の知り合いに見せたくない舞台裏なのですが、物欲に駆られてしまった女性には、あの光景は天国のように思えるようです。
お正月の福袋や初売りも人を凶暴にします。お目当てのブランド物の幟を見つけると、我先にとばかりの猛ダッシュ。
ご高齢の方や小さなお子さんへの配慮は無くなり、手荷物が人にぶち当たっても全然気にならない。
購入したものを通路の端で開け、交換会まで始める始末。若い綺麗なお嬢さんたちが、スーパーの品物を駐車場で分け合う奥様方のように見えてしまいます。
お店側にしてみれば稼ぎ時の大売出し。在庫を売り尽くすためにあの手この手を使うのは当たり前です。
目立つのぼり旗を出すのも、理解は出来ます。でも、無闇と人の興奮を煽るのは危険だと感じてしまう私です。
あの兵庫県で起きた花火大会の時の様な、恐ろしい大惨事がいつか起こるのではないかと不安な気持ちがいっぱいになるのです。
のぼりと大売出しというと、主婦にとっては、これほど魅力なものはありません。
店舗の前に何本も風になびいているのをみると、特に買い物がなくても、何故だかお店の中に入ってしまいます。
なぜだか不思議なことに、どのような文字がかかれていようとも、のぼりというものをみると、振り返ってまでも見たくなるのが人間なのです。
そこにお得な情報が書かれていようといまいと、見なかったことほど後悔することはありません。
これがまた、色も重要で、赤い色ののぼりを見ると、どんな状況でも何が書かれているか、絶対にチェックします。
車で運転中でも、振り返ってでも見たくなるのが、この色のものです。赤色のものは、大抵が大売り出しの情報が書かれているものなのです。
闘牛なみに主婦は興奮してしまいます。風になびいて文字が見えない時は、もう突っ込んでもいいくらいのいきおいで見たくなるものです。
お店の情報は広告を出していると、新聞を読んでいる人にはその情報を伝える事ができますが、新聞を取ってない人には、そのお店が特売をしているかどうかの情報は全くはいりません。
その時、本当に重要なのが、のぼりだと思います。色々な人に万遍無く情報を伝えることができるのがこれだと思います。
のぼりと大売出しと言えば、私がお気に入りのケーキ屋さんは洋菓子の販売をしているにもかかわらず、よく見かける赤に白で書かれているメジャーな大売出しというものを出しています。
赤に白ののぼりで、その文字は太く、筆で描かれたような文字であるので、どうも和風なイメージが私の中にあったので、洋菓子屋さんにあると違和感がある分、何だか目をひく大売出しの文字です。
ずっと気になっていたので、お店に行った際に、お店の方に幟と大売出しについて話してみたところ、実は、お店の方も大売出しのものを立てるのに、どのようなものが良いかを検討してみたのだと言っていました。
色々な種類があり、洋風なお店の売り出しは、セールと書かれているのが一般的なのだけれど、あえて違和感があって目をひくように大売出しにしたのだと言っていた。
確かに、洋風なお店にセールという文字ののぼりがあったとしても違和感がないが、洋風なお店の雰囲気なのに和のイメージの昔ながらのものと大売出しという文字はギャップがあるのだけれど、その違和感によってそれが目にとまるから売出しだとよくわかって良いのだと言っていた。
なるほど、確かに違和感がある事で目をひくので宣伝効果としては大変良いのだ。